うめや @金沢文庫

久しぶりの食レポです.  金沢文庫で人気のラーメン店と言えば, 横浜家系の金八家と並んでこちら.

中華そば うめや

週末などは近隣のファミリー客も押し寄せ, 常に行列ができているイメージ. オープンは2005年だそうで, 以来20年近くにわたって地元に愛される人気店.

以前ご紹介した麺屋庄太と同様, 東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー(TRY)で何度も入賞している名店です.

店に入ってまず券売機で食券を購入. ちなみにこの券売機, Suicaが使えます. 便利.

メニューは「中華そば」「担々めん」「貝の旨みの塩らーめん」の3本柱に, 期間限定商品などもあり.

3本柱はどれもハイレベル.

一番のオススメはやはり筆頭格の「中華そば」. 並盛で850円. 横浜家系とか二郎インスパイアとかのジャンルには当てはまらない独自スタイル.

昼時はご飯ものが全品50円引き. 半ライス(120円→70円)などをついつい頼んでしまう…😅

「濃厚とんこつ魚介だし」と銘打ったスープが秀逸で, 豚骨, 鶏ガラ, 鰹節, 煮干などが組み合わさった重層的な味わい.

 

さりげなく浮かぶ揚げネギがこの褐色のスープを一層引き立てる. 

加水率が低めでぱつぱつと歯切れのよいストレート細麺は, 和歌山ラーメンに近い造り. ちなみに麺の供給元は麺屋庄太と同じく, 横須賀の増田製麺だそうです.

そういえば麺だけでなくスープにも和歌山ラーメンの豚骨醤油のテイストが感じられるが, 魚介が加わるので1990年代後半に一世を風靡した人気店「青葉」的な雰囲気も.

チャーシューは豚肩ロースを燻製窯でつるし焼きにしたもので, 余分な水分や油分が飛んで旨味が凝縮している. 手間暇をかけているのがわかる逸品.

こぎれいで暖かみのある店内は居心地がよく, 接客も丁寧. 女性客も多いです. 

ちなみに, 東京・田町にむらさき山という人気のラーメン店があります. 前職時代に勤めていた会社の本社ビルがある田町に行く機会は多く, むらさき山はお気に入りの店でした. 実はこのむらさき山は, うめやで修行して独立したお店だそうです. 確かに味がよく似ています.

こちらが田町・むらさき山の中華そば. この写真は前職時代の2017年1月撮影.

今は田町に行く用事がなく, むらさき山もすっかりご無沙汰なのですが, その出身店がすぐ近くにあるということで奇妙なご縁を勝手に感じている私です😆

何はともあれ, うめやは(二郎系と違ってｗ)老若男女を問わず万人にお薦めできる店なので, お試しください. ついでに言えばうめやがある金沢文庫駅前も, 昔ながらの商店街があったりして静かで落ち着いたよい街です.

うめやがあるのは金沢文庫駅の西口. こちらもいいが長い商店街がある東口もいい感じ.